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姪の義務

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私・娘・店内にて

新年明けましておめでとうございます。
良いお天気に恵まれたお正月でした。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

私のお正月は元旦の朝に両親がやって来て夜まで賑やかに過ごし、翌日からは映画三昧。
それが恒例でしたが今年は違いました。
秋に結婚が決まった姪が大晦日からやって来たのです。
4年前に亡くなった姉の下の娘です。

姪が来たからと言ったって姪なので、いつも通り気楽に過ごせば良いと考えていたのですがそうもいきませんでした。
姪は心に誰にも言えない孤独感を溜め込んでいました。
お正月でゆっくりしている私を見たら一気に思いが噴き出したようでした。
娘にとって母親って大きな存在なんですね。
姪は帰る直前まで寂しさを訴え続けていました。

「オバちゃん、絶対に死なないでね。私、もう大切な人を失いたくないのよ。オバちゃん、元気で長生きして私をずっと見ていてね。」って姪は何度も泣きながら私に言いました。

「ほんとにずっと生きてて良いの?」

「え?」

「本当にずっと見てていいのね?」

「 見るって何を?」

後で絶対にもういいって言わないでね。ずっと生きて見てるから。」

「 それ、こわぁ〜い。」笑

お母さんにはなれないけど良いオバちゃんにはなれるかもね。
一生懸命、頑張ってみるわ。
オバちゃんは最後まで頑張る義務があり、あなたには幸せになる義務がある。