先に死ぬな

先に死ぬな

ブログをアップする時は明るい気持ちで居られた日の終わりに、何という事もない短い文章をありのままに・・・そう心掛けています。少し悲しい文章があったとしても、ブログを書きながら泣くなんて事はありません。良いことも良くないことも起きてしまった事には執着しない、どなたかに質問されたら殆ど見当たらない私の利点はそこだと答えるでしょう。

 

また恐ろしい事件が起こったようです。ニュースを読む度に胸が痛くなります。お亡くなりになられた方々の無念や残されたご家族の悲しみを思うと、何も言葉が見つかりません。心よりお悔やみを申し上げます。

 

人の生死に関わるニュースを耳にする度に、思い出すのは今は無い姉のことです。私の姉も思春期の頃、よく死にたいと訴える人でした。脳天気な私にはわからない苦しみが姉にはあったのだろうと思います。ある日、またいつもの様に、「  頑張っても頑張っても結果が伴わない。こんなに苦しむなら死にたい。」と姉は食卓を囲む家族の前で。私はまたかと。すると私の隣に座っていた母が音を立ててお箸を置き、急に立ち上がりました。姉は勿論、家族中が驚いて母を見上げました。すると普段はケラケラ楽しい母がぼろぼろ大粒の涙を流して声を出して泣きながら、「  もう何もしなくていい。立派になって欲しくて育ててない。だから親の前で死にたいなんて言うな。お母さんより先に死ぬ事は絶対に許さない。」と。お母さんが泣くので、私は辛くてつらくて。

 

そんな姉が家庭を持ち大変そうに子育てをする姿を見ている時の母の嬉しそうな顔といったら。

 

数年前に姉は余命2ヶ月の宣告を受けました。これは母から後で聞いた話です。姉を見舞った年老いた父と母に、姉は泣きながらこう言ったそうです。「 お父さん、お母さん、先に逝くけどごめんなさい。・・・もっともっと生きたかった。私を許して。」

 

どうして 人の寿命は分けてあげられないのかな。

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