昔むかし。
保育園に行き始めた娘が、その小さな手の中に持てるだけの私のメイク用品を抱えて傍にやって来て、「クルクルしてあげるからね。」
どこで覚えたのか、娘は私を仰向けにして髪をゴムで結びその上からタオルを巻いて、頭の上で瓶を丁寧に横一列にして、
「寝てもいいよ。」
瓶のキャップを外して手の平に少量垂らしては仰向けになった私の顔に塗っていきました。
香りで順番の違いに気付くけど私は黙って目を閉じたまま。
娘の小さなその指がくるくるくるくる私の顔を撫でていきました。そのとき私は娘の指に不思議な力を感じて、この子はきっと将来、美容関係に進むんだろうと思いました。
短大でいいからその後2年間、美容の専門に行かせて欲しいと娘が言った時、私はやっぱり!と思いました。
この歳になると自力での肌の活性は難しく、良いという物は取り敢えず使わずにはいられません。でも塗っても塗っても持続性はなく再生なんて出来るはずもなく、週末にはぼろぼろです。笑
先日自宅に業務用の施術ベッドを購入しました。
サロンのオイルやクリームがずらずら〜っと並んでいます。
お休みの夜は娘先生がそれらを駆使して頑張ってくれています。
綺麗になり放題です。
なのにどうしてなの、復元さえしない。
伸びたら伸びたまま〜、
自由〜。。