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娘似のちぇる

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娘似のちぇる

ちぇる・自宅にて

休日の我が家には娘とちぇるがいます。

母もやって来ます。

だから私は前日にスーパーに行き2日分の食べ物を買い込んできて、平日放置の罪償いで手料理を作り皆んなに振る舞います。それがこの週末、娘は初登山に行くと言いました。   

「あらま、そうなの?いないの?スーパーでいっぱい買って来たのになぁ〜。」

や〜りぃ。笑

娘は山ほど着込んで硬そうな登山靴を履きロボットみたいになって、まだ暗い寒空の中を出発していきました。私はちぇるを抱っこして、「怪我しないで。無事に帰るのよ。行ってらっしゃい〜。」って寂しそうな顔をして見送りました。

行った行った。

即行ちぇるとベッドに舞い戻りました。笑

「ちぇる〜、こんなに寒いのに菜々ちゃんはお山に行くんだって。お馬鹿さんですねぇ〜。お山登ったら疲れるだけなのに、よくわかんない人ですねぇ〜。」

ちぇると毛布を分け合って眠り始めると、ちぇるが尖った爪で私の顔をカリッってしてきました。隠すけど何度でもカリッっとしてきます。

「痛いよ、ちぇる。どうしたの?ママ眠いんだけど。ちぇるは眠くないのかな?」

ちぇるの顔面攻撃が止まることはありませんでした。私はもう寝るのは諦めて、ちぇるを抱きベッドを出てリビングに移動しました。リビングのソファーに座ったら、お尻が凍傷になるくらい冷たかったです。ちぇるが寒くない様に床暖のスイッチを入れて、私は暖まるまで洗濯をする事にしました。ガタガタ震えながら洗濯機のスイッチを押して、「寒いよ〜、ちぇる〜。」って言いながら舞戻ったら、

ベッドで寝とるやないかいっ!

そっくり〜娘に。