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支えと励みと使命と?

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支えと励みと使命と?

夜景

蝉の鳴き声や夏の夜空を彩る大輪の花火が夏の盛りを感じさせますが、早いもので暦の上ではそろそろ立秋。日を追うごとに空や雲の様子が秋を匂わせ始めています。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

退院して5日経ちました。

正直言うと退院は嬉しさ半分、不安半分でした。1番の不安はベッド問題でした。病院のベッドはリクライニングで両サイドに柵がついていて、お腹に全く力の入らない私でも電動で背もたれを直角にしてから足を床に下ろし、ゆっくりですが柵を持って立ち上がる事が出来ました。横になる時はその逆をすれば、傷口の痛みも負担もなく自然に眠る体勢になれました。時々、横になってから足のつま先の向こうの方に掛け布団がある事に気づき、何度かリベンジしましたが。でも自宅の私のベッドはフレームがなく、何も持たずに腹筋に力を入れてエイヤッ!と起き上がるしかありません。

退院前夜にそれに気づき慌ててラインで、「悪いけどホームセンターに行って天井から床までの突っ張り棒を一本買って来てくれない?両手で握れる太さで体重かけても倒れない頑丈な物をお願い。それ持って何とか起き上がるから。」

帰宅後はベッドサイドに取り付けてもらったそれにしがみつき一気に立ち上がっているのですが、この荒治療が思った以上に回復効果があるようで・・・。痛くても怖くても起き上がるにはそうするしかないわけですから、必死で頑張るしかないわけです。

日中にマンションの1階を歩いていたら夏休みのチビっこギャングの鬼ごっこに巻き込まれ、もうダメだと絶望したことがありました。それ以来、皆さんが寝静まった深夜にこっそり歩行訓練をしています。帰宅直後はお腹を庇って前屈みになり、痛みで歩幅も速度も何とも情けないものでした。私はなんて弱虫なんだ、これではいつまで経っても復帰出来ないと焦って涙がチョチョ切れる夜もありました。でも最近は視線や顎を上げて歩けるようになり、少し速度も速くなった気がします。

つくづく人間には支えと励みと使命が必要なのだと思います。そして特に私のように甘い方に緩い方に行きたがる人間には、絶対的試練が必須です。

さてお知らせしていた臨時休業が本日で終了致しました。

銀座のトリルは明日8月2日(水曜日)午後7時〜通常営業を再開致します。

飲酒やカラオケはマスターに任せて、私も出来る限り出勤しようと考えています。

どうぞ皆様、これまで同様お引き立てくださいますようお願い申し上げます。

皆様にお会い出来ることを楽しみに待っています。