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3月 2024

春・木蓮

先日お客様から満開の木蓮の写真付きで励ましのメッセージを頂いたので、このお花について少し調べてみました。
木蓮は上に向かって咲き、その様子が春の訪れを喜び歌っているように見えることから『自然への愛』と花言葉が付けられたそうです。
細い枝とは裏腹にずっしりとした花を咲かせることから『崇高』『高潔な心』や化石として発見されたこともあり恐竜が生存していた時代から自生していたとされ、『持続性』『忍耐』という花言葉もあるようです。

どっしりと大地に根を下ろした大木に大らかに咲く木蓮、もしも花に例えられるなら何の花が良い?と聞かれたら私は迷わず、木蓮でお願いします!と答えます。

皆様、お変わりないですか。

春ですね。

数日前に病院に行き、術後の経過と今後の治療について説明を受けてきました。

経過はとても順調で検査結果に何の問題もなく、ホッと胸を撫で下ろしました。

ただ今回も目に見える悪い細胞は全て取り除けたものの今後も再発予防の抗がん剤治療は必須だそうで、毎日の飲み薬と3週間に1度の点滴を35回投与予定とのことでした。

35回=7×3×35÷365??

この計算で合ってるのかな。。

なっが!笑

これまた去年と同様で今回も初回は副作用など様子見の為の入院が25日からと決まり、問題がなければ以降は通院治療になるそうです。

元々細い上に度重なる治療で私の血管はボロボロになってしまった様で、何度もカテーテルを入れ直す看護師さんは大変そうでした。

私は痛みや手首や腕の青あざや腫れを見て、すっかり注射恐怖症になりました。

その処置の為、2日多い9日間の入院です。

処置はポート埋め込みの1時間ほどの手術ですが、「麻酔の注射が怖い」と娘に嘆いたら、「身体に小さなロボットが入るんだと思って。」と訳のわからない慰め?を掛けられました。笑

次の治療の副作用が少なければどんなに良いかと思います。

私なんかよりもっと辛い状況の人も沢山いて、私はまだ恵まれている方だと思うけれど、もう少しだけで良いから健康になりたいと思います。

せめて1日だけでも癌のことを忘れられたら。

ところで今はまっている海外の長編ドラマがあるのですが、長編を観るといつも不思議に思う事があります。

初めは物凄く面白いのですが途中から、あれ?って展開がえらい事になってくる。

あれは監督のプレッシャーなのか気分なのか。

折角ここまで観てきたのに途中でガッカリ!が多いです。

普通で良いのになぁ。

因みに今見ているドラマはイギリスとスコットランドが舞台だったはずでしたが、何故か主人公は今ジャマイカで踊っています。🤪

それでは皆さま、またお会いしましょう。

病室にて

日毎に春めき、吹く風も心地よい季節になりました。

皆様お変わりございませんか。

先月の17日に再入院、19日に再手術を終え、お陰様で3月2日に無事に退院して参りました。

ご心配をおかけしましたのに、ご報告が遅くなってしまいごめんなさい。

昨年7月以来2度目の開腹という事で癒着があり長時間の手術だったそうですが、PET検査で再発は原発の直ぐ近くの1箇所と言われていた通りで完全に切除出来たと術後直ぐに報告を受けホッと一安心致しました。

また術前の予定より少し大きく開腹して隅々まで転移無しの確認後に閉じて下さったと聞き、先生方に出会えて良かったと心から感謝をお伝えしました。

手術翌日には歩いて病室内のトイレに行き、翌々日には看護師さんに見守られ乍ら病棟内をゆっくり2周歩きました。

その翌日には3周、次の日は1日に2度、そして3度・・・

7か月前に経験した大きなお腹の傷跡や痛みにはすっかり慣れっこでベッドの柵につかまりササっと起きる姿に、どの看護師さんも目をパチクリして驚いて、「大丈夫ですか?わぁ、凄い〜。」と褒めてくれました。笑

だけど大手術も傷跡も点滴も平気なのに朝夕2回の血栓予防の皮下注射が痛くて怖くてトラウマで。😭

「十分歩いてるし私は血栓は出来ないと思うよ。だからお願い、先生。これもう止めてもらえない?本当にほんとに嫌なんだけど〜。」って主治医に何度泣きついたか知れません。

毎日しつこく懇願していたら耐えられなくなったのか、先生は通常より1日早く止めてくれました。

今回も主治医の祐奈先生や大斗先生をはじめチームの先生達、沢山の看護師さんや関係者の皆さん、応援して下さる皆様に命を助けて頂きました。

頑張って手術を乗り越えたと思ったら早速今月末には1週間の入院をして新しい化学療法の再開です。

然もそれは最大2年間ほどの気の遠くなる様な長期治療だそうです。

私が頑張ってみたところでなる様にしかならない事はわかっていますし、頑張り過ぎるなと言って下さる方もいますが、頑張って気を確かに持たなければ2年間もの治療は私にはとても乗り越えられません。 

時々1人でいる時にとても残念になります、こんな事で時間を無駄にしている自分が。

社会から取り残されていると不安になって焦って、でもどうにもならない現状に途方に暮れる時があります。

でも私はまだ生かされています。

もう2度も皆さんに命を救ってもらえました。

いつまでも自分を悲しんで足踏みしているわけにはいきません。

諦めない先生方と絶対に良くなると信じてくれている大切な人達。

私は私の為に、先生達や大切な人達の為にこれからも頑張ります。

いっぱい泣いたら優しい人になれるでしょうか。

なれたら良いな。