Categories

まるで海の底のようなシックなライブ&バー♪
忘年会・新年会などのご予約はお早めに 03-3572-8228

1に計画2に予算、3、4がなくて5に勢い

1に計画2に予算、3、4がなくて5に勢い

マスターのご身内にご不幸があり、ご実家に帰省してしまいました。少し前にそうなるかもしれないと聞いていて、私はちゃんと心構えができていたはずでした。それが・・・誰もいないお店に1人出て行くのかと思っただけで、心がゾワッてして。出掛ける時間になって娘を探したら、リビングで一心不乱にパソコンに向かっていました。

 

「 ね?一緒に行ってくれない?」笑

 

そしたら娘は真剣な目をして私を見て、「 旅に出ようと思うの。」って。

 

ぶは。

 

「 どこに?」
娘は画面に目をやって、「 それを今、探してるところ。」

 

私は呆れてもう何も言えずにバタバタと出勤準備をして、タクシーに飛び乗りお店まで。マスターがいないんだから早めに出勤して、お掃除とかしなきゃね。真っ暗な店内にソッと入り手探りで照明を点け、クーラーのスイッチを入れ荷物を置いて、まだ冷えていない店内を汗だくになりながらお掃除をしました。終わったら荷物から材料を出して、チャームの調理を。すると・・・

 

コンコン。

 

誰かがドアーをノックした。咄嗟に時計を見たら、開店時間1時間前。誰だろう・・・イヤァ〜ン。笑

 

私は不安を打ち消すように大きな声で、「 はいぃぃぃ〜っ!」って。そしたら、「 ママ、あたし!」って娘の声。ホッとして開けたら、スッピンに黒縁メガネで髪の毛ピンピンの、お家モード全開の娘がキャリーバックと共に立ってた。

 

「 旅に出る前に寄ってみた。旅はここからスタートする。」

 

「 へ?じゃ一緒に来れば良かったのに。」
「 調べてた。行き先。」
「 ここで調べれば良かったのに。」
「 まだ旅の準備が出来てなかった。」
「 あ、そう。で、どこに行くの?」
「 それはまだ決まらない。」

 

それから娘はiPadで1人旅の極意について学び、観光名所を調べつくし、「 交通費って結構かかるねぇ。」って。ゴジャゴジャ言い乍ら付き出しのお野菜をポリポリかじって、「 旅にこんなにお金がかかるなら・・・。」

 

「 ・・・皮膚科でシミ取って貰った方が得だわ。」

 

へ?笑
訳わかんない事言ったかと思ったら、カラオケで中森明菜を熱唱。閉店時間までシッカリいて、「 やっぱり旅は勢いだからね〜。」ここに寄ったのが間違いだったなんてホザいた。「 予算と計画でしょ。」って言うと、「 いゃ、勢いよ。」って。

 

どうするの?行くの?行かないの?
・・・っていうかさぁ、実はママを心配して来てくれた?