1に計画2に予算、3、4がなくて5に勢い

1に計画2に予算、3、4がなくて5に勢い

マスターのご身内にご不幸があり、突然マスターがご実家に帰省してしまいました。少し前にそうなるかもしれないと私は聞いていて、ちゃんと心構えをしていたはずでした。それなのにいざ出勤となると一気に不安になって。時間になって娘を探したら、リビングで一心不乱にパソコンに向かっていました。

 

「 ね?一緒に行ってくれない?」笑

 

娘は真剣な目をして私を見て、「 旅に出ようと思うの。」って。

 

は?

 

「 なんで?どこに?」娘は画面に目をやって、「 それを今、探してるところ。」

 

私は呆れてもう何も言なくなりバタバタと出勤準備をして、タクシーに飛び乗りトリルまで。マスターがいないんだから早めに出勤して掃除とか色々しないと。真っ暗な店内にソッと入り手探りで照明を点けクーラーのスイッチを入れ荷物を置いて、まだ冷えていない店内を汗だくになりながらお掃除をしました。終わると荷物から材料を取り出してチャームの調理。すると・・・

 

コンコン。

 

誰かがドアーをノックしました。時計を見たら開店時間までまだ1時間も。

 

イヤァ〜ン。笑

 

私は不安を打ち消すように大きな声で、「 はいぃぃぃ〜っ!」って。そしたら、「 ママ、あたし!」って娘の声。ホッとして開けたら、スッピンに黒縁メガネで髪の毛ピンピンの、お家モード全開の娘がキャリーバックと共に立っていました。

 

「 旅に出る前に寄ってみた。旅はここからスタートする。」

 

「 へ?じゃ一緒に来れば良かったのに。」「 調べてた。行き先。」「 ここで調べれば良かったのに。」「 まだ心の準備が出来てなかった。」「 あ、そう。で、どこに行くの?」
「 それはまだ決まらない。」

 

それから娘はiPadで1人旅の極意や観光名所を調べつくし、「 交通費って結構かかるねぇ。」チャームのサラダを摘みながら、「 旅にこんなにお金がかかるなら・・・シミ取りにお金使うべきかな。」その後カラオケで中森明菜を熱唱。閉店時間までシッカリいて、「 やっぱり旅は勢いだからね〜。ここに寄ったのが間違いだったわ。」

 

どうするの?行くの?行かないの?っていうかさぁ、実はママを心配して来てくれたんじゃないの?笑

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