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12月 2019

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マスター・店内にて

厳しい寒さの年の瀬になりました。年の瀬とは12月中旬頃から大晦日までの2週間程のことをいうのだそうですが、私はずっと12月は全部年の瀬だと思っていました。こんな勘違いを幾つしていて、何も思わず色々喋っているのかと思ったら恥ずかしくなりました。でもま、私のことだから。笑

そんな年の瀬ですが、沢山のお客様方がお忙しい中を足を運んで下さいました。イブとクリスマスには自宅でケーキを作り、合わせて3個の大きなケーキをお店に持ち込んだのですが全て召し上がって頂く事ができました。開店前のひっそりと静かな店内が、お客様がいらして下さった瞬間にぱっと華やぎ明るくなります。トリルに明かりが灯る瞬間です。そしてそれは私にも大きな力を与えてくれます。

待つ事しか出来ない私ですからいらして下さると有り難くてホッとして、そっと心の中で手を合わせています。いつもいつも本当に有り難うございます。

今年も大変お世話になりました。

新年まで残り2日になりました。昨年末に決めた今年1年の抱負は、『どうでも良い事には拘らない』でした。頑張りましたが私という人間は、どうでも良い事にこそ拘りたいみたいです。然も苦労した割には半分も願い叶わず、あっさり撃沈致しました。既に来年の抱負は決めていますが、始める前から心がバキバキに折れています。なので今年も公表は控えます。でも取り敢えず来年も、

頑張ってみるぅ〜

寒い日が続きます。皆様、体調を崩されませんよう呉々も温かくしてお過ごし下さいますように。どうぞ良い年をお迎え下さいませ。

自宅にて

気温差が激しく体調管理の難しい日が続いています。先日お客様が病院に行ったら風邪の人で満員だったと話していらっしゃいました。年末の慌ただしさに疲れが溜まりやすい頃、皆様呉々もどうぞご無理をなさいませんように。

さてさて銀座のトリルの年内営業も残すところ8日になりました。月曜日のお昼過ぎに目覚めたベッドの中で、今年も最後まで笑顔を絶やさずに精一杯努めなければと気合を入れ直しました。それなのに、まだ火曜日だというのに、もうちょっと疲れてきてしまいました。

2日目。笑

その前日の日曜日、早朝から夜遅くまでかけて娘が毎年恒例の、『ななちゃんクッキー』を焼きました。下調べの段階で娘は何種類か作ると言い出し、今年はパキッじゃなくてザクッとしたクッキーに挑戦すると・・・。私は、「大変だよ?これなんか良いんじゃないの?」と画像を見せて簡単クッキーを何度も提案しました。でもそれは無言で却下され、そして日曜日、

大変そうでした。爆

色んな粉や果実がカウンターいっぱいにずらずら〜っと並んでいました。それらを娘は混ぜ合わせ、こねて丸めてこねて丸めて、またこねて。。手伝おうか?と声を掛けたら、「いゃ、いい。これは私1人で作る!」と言い切って。一回焼いてみて・・・ちょこっと食べてみて・・・「粉を足した方が良さそうだわ。」って。

へ?今から?

ギャハハ

あんなに真剣な娘を見たのは去年のななちゃんクッキー以来でした。娘はシンクに使ったボウルをポイ、泡立て器をポイ、ナイフもポイ。私はそれを洗って拭きます。ついさっき洗って拭いたボウルが直ぐにシンクに返ってきます。洗って拭いたら娘がポイ。洗って拭いたら娘がポイ。これって1人でやった事になるのかな?ま、いいけど。。。笑

完成でっす。

美味しいと良いねぇ。

お世話になっている皆様へ、娘の年一回のお礼の品です。お召し上がり頂けると私も嬉しいです。

私・娘・店内にて

冷たい雨の日や少し暖かい日、お天気の変化が激しい毎日です。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。

お陰様で銀座のトリルは、12月に10周年目を迎えることが出来ました。あっという間の9年だったような、ずっと迷路を彷徨っていたような。道半ばとはそういうものなのでしょうか。いつも通り周年記念というような大袈裟な事は避け1人でこっそり思いを巡らせようと思っていたところ、沢山の方々が覚えていて下さりお祝いやお褒めのメッセージを下さいました。ありがとうございました。

商売というのは何処でも何でも難しいものですが、いつも感じるのは銀座という土地は別格なのだと。何年この場所にいても決して慣れることはなく、想像を絶する厳しさとはこの事だと思うことも度々です。理由を考え言葉にしようとしても、どの言葉も少し違う気がします。この街では毎年、何軒もの同業者が閉店に追い込まれていきます。内装に凝り華々しくオープンした若いキャストのお店も、いつかはあのお店のママになってみたいと憧れた飛ぶ鳥落とす勢いの老舗のクラブも今はもうありません。今の時代はこうだからとか長い経験上とか、それが全く役に立たなかったりする。それが夜の銀座です。

そんな厳しい銀座で経営戦略も何もない私が10年目もママをやらせて頂けるのは、トリルを支えて下さるお客様方のお陰以外にはありません。いつも本当にありがとうございます。感謝しています。本当です。

今後もお客様を褒めちぎります。

ウソ。笑

何でもかんでも同意します。

これもうそ。笑

さしすせそ、なんて嫌い。嘘は言いたくなぁ〜い。ホントのことしか言えなぁ〜い。でも傷つける事はなるべく言わないようにするぅ〜かなぁ〜。

私・娘・店内にて

寒い夜が続いています。お店が終わりタクシー乗り場に向かう5分ほどの間に、すっかり体が冷えきってしまいます。長い順番を待ちながら、これからもっと寒い夜に突入していくのだからこの程度で弱気になっている場合じゃないと自分に言い聞かせています。皆様もどうぞお体に気をつけて、温かくしてお過ごし下さいませ。

大丈夫だろうかと人の心配ばかりしている私ですが、近頃は自分を1番心配した方が良いと自覚する出来事に次々直面しています。先週の休日の事。マスターとカフェで暫く話し込み、外に出たらすっかり日が暮れていました。電灯はあるけれど視力の悪い私にはまるで暗闇の中で、用心しながらマスターの後ろをとぼとぼ歩いていたのですが2センチほどの段差に躓いて派手に転んでしまいました。一瞬の出来事で、自分でも何が起きたのかわかりませんでした。異変に気づいたマスターは振り向いて有り得ない光景にビックリして、「びっくりしたぁ〜。」と何度も言いました。

それは感想だから。

大丈夫?って聞くでしょ、最初に。私は右膝にとても激しい痛みを感じました。でもそんな事より、この私がこんな段差で転ぶのか!っていうそのショックの大きさ。マスターの前だから平気な顔して立ち上がったのですが、誰もいなかったら座り込んだまま茫然とした後、大泣きしたと思います。帰宅して膝を見たらボコッと陥没していました。履いていたスカートは無傷でした。

良かった。笑

そのショックからまだ立ち直っていない頃、今度は右手の薬指をズバッと3センチも切ってしまいました。缶の蓋を開けて右手で握ったら少し切れて、“ あっ、この蓋は薄くてヤバイやつだわ。離さないと!” って思ったのに、私は何故か左手を添え力を込めて綺麗に指の上をスライドさせてしまいました。激痛が走り身体が震え、血を噴き出しながら全身から汗も吹き出しました。近くにいた娘が異変に気づいて飛んできて、「わ、痛そう〜っ!」って・・・それも

感想。笑

病院で縫ってもらうべきと娘は何度も言いましたが私は行きませんでした。だって歯科の予約時間が迫ってたから。他の病院に行ってる場合じゃないもの。娘に傷パワーパットを貼ってもらい、急いで歯科に。そしてなんと・・・そこで私は・・・歯医者さんが唇が触れないようにと口の中にカット綿を何枚も入れて保護してくれたのにそれを飛び越えるほど唇を突き出し、薬品に触れて唇ただれ腫れ上がる。

どうなりたい、私。

これだけやっとけば来年は元気だろ。笑