一周回って振り出しに
名古屋のお客様が毎年送って下さる蝋梅の写真が今年も届き、もう1年経ったのかと年々早まる時の速さに驚きました。蝋梅はまだ花のない真冬から2月にかけて、そっと俯き加減に黄色い花を咲かせる控えめさから花言葉は、「奥ゆかしさ」「慈しみ」なのだそう。。
わ〜ぉ。
先週末、検査結果を主治医に聞いてきました。
前回のブログでリンパ節への転移の疑いが見られ再検査になったと書いたきり更新しなかった為、沢山の方にご心配をおかけしてしまいました。
ごめんなさい🙇♀️
皆様には絶対にお見せ出来ない私だけの秘密の時間が必要でした。笑
予想通り、私の癌細胞は転んでもただでは起きないしぶとい私似で、あんなにキツい抗がん剤の後半戦にはしっかり生き残る術を身につけていました。
癌が赤く映るというPET検査の結果、主治医のPCに映った私の左閉鎖リンパ節は赤色でした。
幸いにもそれ以外の遠隔転移は見られないとか血管外科医の立ち会いで摘出手術可能など、その後続く主治医の説明を私はどこか他人事の様に聞いていました。(これは一喜一憂しては結局願い叶わず何度も傷ついて身に付けた、私独自の保身術です。)
2月に再手術、その後回復を待って新たな治療の開始だそうです。
遠隔転移がなかった事は嬉しいこと、転移した癌細胞を摘出出来る事も嬉しいこと、でも目に見えない癌細胞は残ってる?
それって一周回って去年5月頃に戻ったって事なのかな。
無限ループにハマってる。笑
ま、いっか。
ぐるぐる回ってるならそれはそれで。
癌に罹患してから良いことも悪いことも、勉強になることもならないことも沢山学びました。
その中で当たり前だけど知らなかったことの1位は、病気や治療に対していつも前向きでいられるわけがないという事です。
初めは頑張っていた私ですが早々にギブアップして、辛い時は我慢せず思い切り辛がる事にしました。
辛い気持ちを少し話したい日もあれば、1人で泣きたい夜もあり最近は家族が、「どうして欲しい?」と聞いてくれるようになり随分楽になりました。
弱虫な自分が情けないという思いが加算されて余計に落ち込みますが、それでも次の頑張りの為にとても大事な落ち込みの時間なんだと知りました。
一旦落ち込まないと、辛い治療の途中で必ず息切れします。
そして立ち直り始めてからの私の反動力は凄いです。
2番目に、癌になったら1人でも多くの信頼する皆さんの力が必要だという事です。
生かそうと頑張ってくれる医療関係者を始め、閉店後に深夜まで残ってウィッグを整えてくれる優しい美容師さんまで、皆さんの力が私を励まし支え生かしてくれていると感じます。
これからも私は1人ではとても闘えません。
いつも感謝しています。
ありがとうございます。
また復帰が遠のきました。
とても残念です。
寒い日が続きます。
皆様、呉々も風邪にお気をつけてお過ごし下さいませ。