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Author: もあママ

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私・帝国ホテルにて

明日からまた冬型の寒い1週間になるようです。コロナは勿論、普通の風邪にもお気をつけて。皆様どうぞ温かくしてお過ごし下さいます様に。

さてさて世界中がコロナのリスクに恐々としている中、銀座のトリルは新たに女性ピアニストと歌の得意な女の子の2名をキャストに迎えました。キャストを増員したいなぁ〜と求人を掲載したのはずっと前で、まさか世の中がこんな事になるとは思いもしませんでした。大相撲の様に無観客で営業というわけにもいかず、自粛中の方に飲みに来てともお願い出来ず、時給で生活している彼女達にコロナが去るまで休んでとも言えず、誰一人として熱もなく・・・

毎晩、皆んなで遊んでいます。笑

先日、和服を着ようと昔馴染みの髪結いさんの所に行きました。結いながら彼が、「コロナの影響はどう?7丁目と8丁目のママ達はピリピリだけど。6丁目は?」って。「6丁目も同じよ〜。でもピリピリしたって仕方ないし。ま、私はマイペースでじわじわだから。」って答えたのですが、この会話・・・夜の銀座で働く人間ならではというか。「若いママにこれと同じ質問したら吹き出されちゃったわよ。6丁目も8丁目も銀座ですけど?って逆に言われちゃったわよ〜。こういう会話が出来るママって銀座にはもう5、6人かもしれないわ。」って。

5、6年配者の1人って事ですね。

娘の様な可愛い女の子を2人も雇ったのだし、コロナなんかに私がピリピリしている場合ではありません。折角だから2人に今時の話をどんどん聞かせてもらって、今のうちに引き出しを沢山増やしておこうと考えています。だけとホント若さって良いですねぇ。若いというだけで素晴らしいけれど、彼女達を見ていると若さの何が1番良いのかがよく分かります。それは、

何にでも挑戦出来ること。

例え失敗しても、また何かに挑戦出来ること。

失敗を恐れない若い人達に囲まれて私も幸せ。

頑張れ、トリルの娘達。

いつもならこの時期は桜の開花予想や卒業や入学などほっこりする話題で溢れるものなのですが、今年は残念な春になってしまいました。にっくきコロナに勝つ術もなく、1日も早い特効薬の開発を待つばかりです。皆様、呉々もどうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。

土曜日の深夜、前々から楽しみにしていた『スキャンダル』という映画を観てきました。期待し過ぎていたせいか、残念ながら映画そのものの満足度は60%でした。でもシャーリーズ・セロンの美貌と気品に目が釘付け、綺麗なものって癒されるぅ。良い女。あ〜、男だったらなぁ。

って、完全にオヤジ状態。笑

今まで何度も深夜映画を観に出掛けましたが、あんなにガラガラは初めてでビックリでした。いつもなら並んでドリンクを買うのに待ち時間もなくスタッフも数名で、映画もたった10人程での鑑賞でした。空いてるだろうとは思いましたが、あれ程とは・・・。日本人って本当、凄いなぁ。私も日本人だけど。笑

それにしても少し後ろの席の2人組。

声を潜める事もせずずっと中国語で会話していて、マナーの悪さにムカつきました。振り向いて睨む勇気もなく、折角の映画が台無しになるからと気にしない様にしていたのですが私ときたら静かな場面で、

咽せて咽せて。

この時期に。笑

人のこと言える立場じゃなかったわ。

ノーモア・映画泥棒

私・店内にて

皆様、お変わりございませんか?明日からまた気温の低い日が続くようです。寒いのは嫌ですね。暑いのも嫌だけど。雨降りも嫌だし雪も嫌だし、もう全部嫌だわ。笑

どうしてこんなに嫌々言っているかというと・・・実は3日程前に突然私、花粉症を発症してしまいました。バルコニーで景色を見ながらぼんやりタバコを吸っている間に、花粉が鼻に入ったのだと思います。それからというものクシャミ連発の鼻呼吸ゼロ、頭から鼻の奥までがずっしり重く思考停止。タバコの時はマスクを目と鼻にやり口だけ出して吸っています。

絶対に見ないで下さい。

今まで1度だって花粉症になんかなった事はありませんでした。花粉なんて飛んでる?本当に?見えないわって思っていました。ウサギみたいに真っ赤な目でくしゃみしたり鼻を噛んだり忙しそうな人を見ると、目と鼻を消毒したらどうかなと思っていました。それがまさか自分がそれになるなんて。花粉は飛んでます。笑

昨夜からは味覚までおかしくなってしまいました。何を食べても飲んでも喉越しだけ。っていうか食べ物を口に入れたら息出来ない。やっと寝ても呼吸困難でグワッ!ってなって飛び起きるし。起きたら起きたで口がからっからで開けたまま一目散にうがいに走る始末です。

も〜、目も鼻も口も切って捨てたいわ。

なんなの、花粉。

飛ぶなよ、花粉は。

嫌いっ!

静岡にて

ダウンコートだったり薄手のコートだったりと体温調整が難しい日が続いています。中国からのウイルスも心配ですね。からって。笑

皆様、外出の際はマスクをお忘れなく、どうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。

最近の私、感受性が強過ぎるのか・・・ちょっとした事で直ぐに涙が出る様になりました。お客様が来て下さるとうるっ、歌を聴いてうるっ、ちっちゃな子供を見てうるっ。。今日なんて自宅のドアーを閉めた途端にうるっですもの。歳だよ!ってそれを否定はしませんがちょっと変なのです。これってもしかして、

病院行き?爆

先日、都内に雪かもと騒いだ夜のこと。その日は朝から忙しく動き回っていて、出勤して1日何も食べていない事に気づきました。そんな私を見てマスターが、「ホットケーキ、食べますか?作りましょうか?」

うるっ。

暫くすると店内にバターのこんがりと良い香りがしてきて。

うるっ。

そういえば2度目にマスターと会った日。

あれは私が前に住んでいた街の駅前のカフェでした。マスターの音楽活動についてコーヒーを飲みながらお話していたら、突然マスターが、「ホットケーキ、食べませんか?」って。

あの頃の私はやっぱり夜の銀座にいて、朝だか夜だかわからない生活を送っていました。頭の中はお店とお客様の事で一杯でした。お客様でもなければ当時はまだマスターでもなかったマスターに再会した時、私はマスターの顔を全く覚えていませんでした。そんな冷たく心に余裕のない、毎晩の様にお客様に豪華なお食事をご馳走になっていた私にマスターは、「ホットケーキ、食べませんか?」って。

今だから言うのですが正直、え?!ホットケーキって何?ってなりました。笑

だけどその時のホットケーキの懐かしくて優しい味は・・・マスターが焼いてくれたホットケーキを食べながら、ふとあの時の事を思い出して。

うるうる。。

そんなところにお客様が。

雪に変わる前のどしゃぶりの足元の悪い中を・・・

涙がドバァ〜

泣くでしょ、それは。

本当に私という人間はどれだけ皆さんに助けられているのかと。

山梨にて

明けましておめでとうございます。皆様お健やかに新年をお迎えのことと思います。今年もしっかり地に足をつけ、こつこつと努力して参ります。どうぞよろしくお願い致します。

私は念願が叶い、三が日は伊豆の温泉旅館でした。昔、高齢のお客様が、「一人になってからずっと年末年始は伊豆の温泉旅館なんだよ。あれはね、本当に良いよ。ママも行ってみると良いよ。」と仰っていました。でも当時の私はまだ若く、温泉良いよの意味が全くわかりませんでした。温泉も旅館も箱根も伊東も熱海も湯河原も全く何が良いのやら。でもここ数年・・・

行きたい。笑

何十年もお正月はずっとキッチンに立っていました。美味しいと喜んでもらいたくて、その顔が見たい一心で、それが当たり前で。。つらいと思った事は一度もありませんでした。でも・・・

行きたい。笑

テーブルに乗りきらない位のお正月特別会席は見た目も味も見事でした。大浴場が二ヶ所と七ヶ所の貸し切り露天風呂と部屋にも露天風呂が付いていていつでも利用出来ました。お部屋は1階に大きな和室と2階が洋室で眺めも最高でした。上げ膳据え膳の至れり尽くせりで、

余はとっても満足じゃ。

私のお部屋の担当は母と同じくらいの高齢の女性でした。早朝に朝食の配膳をしながら、「今日はどちらにお出掛けですか?お天気で良かったです。」と声を掛けて下さいました。出掛ける準備をしていたら隣のお部屋からその方の声が聞こえてきて、どうやらお掃除の方に浴衣のサイズ変更を指示しているようでした。出掛ける時はロビーでお見送り、帰るとまたロビーでお出迎え。直ぐに夕食の配膳に取り掛かり、「どちらにお出掛けでしたか?」「明日のお出掛けまでゆっくり寛いで下さいませ。」と優しい声掛けを忘れない。

私はその方ばかり目で追うようになっていました。いつ眠ってるのかな?睡眠時間はどのくらいなんだろう。ここのお湯に浸かったことはあるのかな。本当に本当に、

働き者。

いよいよ旅館を後にする時が来て、お見送りに来て下さったその方に、「大変お世話になりました。大丈夫ですか、お疲れではありませんか。」と聞いたら、「丈夫だけが取り柄ですから。」って笑って、「ありがとうございました。娘が会いに来てくれたみたいでした。」って言って・・・

私はまだまだですね。

頑張るしかないですね。

お仕事頑張って、また会いに行かないと。