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銀トリ日記

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私・店内にて

「ママも趣味があれば良いのにね。」と娘が言う。

お仕事と母の事と家事で一杯いっぱいの私を娘は傍でしっかり見ていてくれる。

子育てが一段落した頃見つけた趣味は、家事を放棄するほど熱中し過ぎて断念した。何か始めると他の物が見えなくなってしまう私は、今は趣味は見つけちゃういけないと思ってる。

週末のお昼過ぎ、食料を買い込み母の家を訪ねた。母はパジャマ姿で嬉しそうに出迎えてくれた。今か今かと待っていてくれたようだった。母にパンを食べさせておいて、クローゼットの整理をした。

前日浴室に干しておいた母の靴下が洗濯用ハンガーのままブラウスの間に吊ってあった。その隣には下着とバスタオル。

整理した?笑

趣味なんて何もなくても良い。

そんな事、今の私にはどうでもいい。

明日もまた整理しよう。

趣味はお婆ちゃんで良い。

マスター・店内にて

日が長くなってきました。春一番も吹きました。暖かい春はもう目の前ですね。皆様いかがお過ごしですか。

何年か前までトリルは私と娘だけでした。娘には本職があるのでトリルに来られない日もあり、私だけいう夜も度々ありました。いくら夜のお仕事が長い私でも、深夜に初めてお会いする方がいらっしゃるとドキドキが止まりませんでした。お話の最中にいきなり立ち上がられた時があって、押し倒されるのかと身構えたくらいです。

そんな事もマスターが来てくれるようになってからすっかりなくなっていました。マスターは武道の有段者だと私に言いました。僕は怒ったら物凄く怖いんだって、そんなことも言いました。マスターという職業は優しいだけでは務まりません。私はマスターの言葉を聞いて、安心して初対面のお客様に接客出来るようになりました。

ところがマスターは、そんな事で?というような事で直ぐにお腹を壊します。おトイレ目掛けて一目散に飛んで行きます。日比谷公園からの帰りに帝国ホテルのおトイレに飛んで行った事もあります。スーパーでお買い物中にも遠くまで飛んで行き、先日は並木通りから三越まで飛んで行きました。 私はマスターが飛んで行くのを何十回も見ました。

「ちょっと離れます。」と言う時は飛んで行く時です。あっという間に姿が見えなくなります。

幻滅です。笑

店内にて

母がぐったり寝込みました。

インフルエンザです。

お薬を飲ませ平熱に戻ったら服を脱がせて、温めたタオルで頭から足の爪先まで拭きついでに保湿クリームを塗りました。

ベッドの上の母をコロコロ転ばしながら拭いていたら、「ごめんね、こんな病気になってしまって。ありがとう、良くしてくれて。」

「心配しなくても大丈夫だよ。もう直ぐ良くなるからね。元気出していこう〜。」って言ったら、「 私はこの病気のままで良いけどね。」って。

自己中か!

母は鰻が苦手だという事を、私は数年前に初めて知りました。母がビーズや刺繍の可愛らしいお洋服が好きだって事も知りませんでした。こんなに華奢で色白だった事も知りませんでした。母が介護認定を受けて私は初めて母の背中を見ました。私を背負ってくれた背中はもっと、

大きかったはずでした。

私・娘・店内にて

年末から持病の胃炎が再発してしまいました。食べても食べなくても痛いです。

少し痩せたような気がして、それはちょっと嬉しいです。

病院に行ったら、いつもの胃薬が出ました。

病院のお薬は本当に良く効きます。

あっという間に痛みがなくなって、「お腹空いたなぁ〜。」笑

痛くて痩せる方が良いか、痛くなくなってリバウンドする方が良いか。

お薬を飲むべきか、飲まざるべきか。

食べる・・・食べない・・・食べる・・・食べない・・・少しだけ食べる?

私は今、岐路に立っている。笑

ちぇる・自宅にて

休日の我が家には娘とちぇるがいます。

母もやって来ます。

だから私は前日にスーパーに行き2日分の食べ物を買い込んできて、平日放置の罪償いで手料理を作り皆んなに振る舞います。それがこの週末、娘は初登山に行くと言いました。   

「あらま、そうなの?いないの?スーパーでいっぱい買って来たのになぁ〜。」

や〜りぃ。笑

娘は山ほど着込んで硬そうな登山靴を履きロボットみたいになって、まだ暗い寒空の中を出発していきました。私はちぇるを抱っこして、「怪我しないで。無事に帰るのよ。行ってらっしゃい〜。」って寂しそうな顔をして見送りました。

行った行った。

即行ちぇるとベッドに舞い戻りました。笑

「ちぇる〜、こんなに寒いのに菜々ちゃんはお山に行くんだって。お馬鹿さんですねぇ〜。お山登ったら疲れるだけなのに、よくわかんない人ですねぇ〜。」

ちぇると毛布を分け合って眠り始めると、ちぇるが尖った爪で私の顔をカリッってしてきました。隠すけど何度でもカリッっとしてきます。

「痛いよ、ちぇる。どうしたの?ママ眠いんだけど。ちぇるは眠くないのかな?」

ちぇるの顔面攻撃が止まることはありませんでした。私はもう寝るのは諦めて、ちぇるを抱きベッドを出てリビングに移動しました。リビングのソファーに座ったら、お尻が凍傷になるくらい冷たかったです。ちぇるが寒くない様に床暖のスイッチを入れて、私は暖まるまで洗濯をする事にしました。ガタガタ震えながら洗濯機のスイッチを押して、「寒いよ〜、ちぇる〜。」って言いながら舞戻ったら、

ベッドで寝とるやないかいっ!

そっくり〜娘に。