7月 2013

マスターのご身内にご不幸があり、突然マスターがご実家に帰省してしまいました。少し前にそうなるかもしれないと私は聞いていて、ちゃんと心構えをしていたはずでした。それなのにいざ出勤となると一気に不安になって。時間になって娘を探したら、リビングで一心不乱にパソコンに向かっていました。

 

「 ね?一緒に行ってくれない?」笑

 

娘は真剣な目をして私を見て、「 旅に出ようと思うの。」って。

 

は?

 

「 なんで?どこに?」娘は画面に目をやって、「 それを今、探してるところ。」

 

私は呆れてもう何も言なくなりバタバタと出勤準備をして、タクシーに飛び乗りトリルまで。マスターがいないんだから早めに出勤して掃除とか色々しないと。真っ暗な店内にソッと入り手探りで照明を点けクーラーのスイッチを入れ荷物を置いて、まだ冷えていない店内を汗だくになりながらお掃除をしました。終わると荷物から材料を取り出してチャームの調理。すると・・・

 

コンコン。

 

誰かがドアーをノックしました。時計を見たら開店時間までまだ1時間も。

 

イヤァ〜ン。笑

 

私は不安を打ち消すように大きな声で、「 はいぃぃぃ〜っ!」って。そしたら、「 ママ、あたし!」って娘の声。ホッとして開けたら、スッピンに黒縁メガネで髪の毛ピンピンの、お家モード全開の娘がキャリーバックと共に立っていました。

 

「 旅に出る前に寄ってみた。旅はここからスタートする。」

 

「 へ?じゃ一緒に来れば良かったのに。」「 調べてた。行き先。」「 ここで調べれば良かったのに。」「 まだ心の準備が出来てなかった。」「 あ、そう。で、どこに行くの?」
「 それはまだ決まらない。」

 

それから娘はiPadで1人旅の極意や観光名所を調べつくし、「 交通費って結構かかるねぇ。」チャームのサラダを摘みながら、「 旅にこんなにお金がかかるなら・・・シミ取りにお金使うべきかな。」その後カラオケで中森明菜を熱唱。閉店時間までシッカリいて、「 やっぱり旅は勢いだからね〜。ここに寄ったのが間違いだったわ。」

 

どうするの?行くの?行かないの?っていうかさぁ、実はママを心配して来てくれたんじゃないの?笑

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私の選んだこのお仕事は深夜に帰宅したり、日が昇ってから帰宅したり、お休みの日も急に出かけたりと超不規則です。大学進学と同時に同居を始めた娘とは完全に擦れ違いの生活でした。娘はそれがとても寂しかったようで、ある日、「 私、ワンちゃんが欲しい。」って言い出しました。

 

私にも娘の寂しい気持ちはよく解っていました。でも私は幼い頃から動物が苦手でした。「 生き物を飼うって大変なのよ。途中で投げ出したりできないのよ。直ぐに死んじゃうんだよ?
どこにも出かけられなくなるのよ。毛も一杯生えてるよ。」笑

 

私は必死で反対しましたが、娘は私が買うんだからとどうしても引きませんでした。寂しいって言われると何も言えなくなり仕方なく許可を出したのでした。

 

その週末、娘とペットショップに。その場に及んでもまだ私は、「 ね、お部屋でオシッコしたらどうするの?お散歩は勝手に行ってくれないよね?わぁ・・・どの子もイマイチねぇ〜。」って文句ばっかり。笑

 

その様子を遠巻きに見ていた店員さんが、まだ店頭には出せないのですがと連れてきたワンちゃんを見た瞬間、あの必死の抵抗は何処へやら。その愛らしさに完全に心をを奪われてしまつたのです。

 

それが我が家の愛犬ちぇるとの出会いです。『 チェルシー 』 って名は私が命名しました。そんなちぇるも元気に6歳になりました。大人しく穏やかな性格で、ちょこっとツンデレは娘にソックリです。とても甘え上手で、ちぇるには良いお勉強をさせて貰っています。笑

 

標準体重をオーバーしてしまい、現在切ないダイエット中です。ちぇるのいない世界では、私はもう生きていけません。ちぇるは娘がウザいようで、余程でないと娘の所には行きません。

 

確かにウザいよね〜。笑

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私は完全に動きのない夜行性動物で何か用でもない限りは日中の陽の光には当たりません。今週末は珍しく何も予定のない土日の連休でしたが、やっぱりゴロンゴロンといつもと変わらない2日間を過ごしてしまいました。

 

日曜日の夕方になって、「 ママ、やっぱりずっと家にいたのね。」って娘に言われ、仕方なく隣のビルまでお買い物に行く事に。笑

 

「 隣だしスッピンでいいよね〜。」

 

行くとセールをやっていて、買っておく物ないかなぁ〜ってキョロキョロキョロキョロ。そんな私の顔をじ〜って見ていたので、なによ?って聞いたら・・・ママって今まで気付かなかったけどさぁ。マイケル・ジャクソンに似てるよね。笑

 

は?それって何?ね?ねね?ね?

 

マイケルジャクソンに似てるって喜んじゃいけないよね?何とかしないと。でコスメショップに寄り派手目なメイク用品をどっさり。

 

余計に似てきたかも。笑

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産まれた時からそうなんですけど、私ってぼけ〜っとしていて相当マヌケに見えるみたいです。実は本当は結構シッカリ者なんですけど、皆さんに見る目がないだけで。笑

 

初めて私と会った時。マスターはその余りのノロさに世の中にはこんな人がいるんだって驚いたのだそうです。当時住んでいた所に美味しいイタリアンのお店があって、私は是非マスターにご馳走したくて誘って行ったのですが残念な事に店内は真っ暗でした。それなのに私は入り口のドアーにピタッとくっ付いて中をずっと覗いてたみたいなんです。余りにもず〜っと覗いているのでマスターが、「 あの〜、何やってるんですか?」「 見てるのよ。」「 で、何を?」「 中を。」「 あのぉ、閉まってますけど?」「 どこが?」「 ここが。」「 どうして?」「 休業日だから?看板出てますけど?」「 お休みなの?」「 見てても誰もいないと思いますけど。」「 どうして?」「 休業日だから。」「 ダメかな?」「 なにが?」笑

 

マスターは相当印象深かったようで、今でもその時の事をよく話して大笑いしています。

 

よくある事。笑

 

マスターは初めの頃はとっても優しい人でした。大丈夫ですか?ってそれはそれは優しく労わってくれました。それが最近、シラァ〜って目をするようになって。私ががちょこっとでも動こうものなら、「 それ僕がやりますからっ!動かないで!触らないで!」「 やるならこれだけやってくれたら後は自分がやりますんで。他は何もしないで下さい。ぐあぁぁぁぁ〜っ!何やったんですかっ!」って大きな声で、

 

大陸育ちか!笑