銀座のトリル 03-3572-8228

6月 2019

娘・店内にて

今年は空梅雨でお洗濯物がよく乾くと喜んでいたら、雨マークだらけの梅雨らしい梅雨になってきました。梅雨の終わりは大雨に警戒との事。今年は大きな災害が起きなければ良いですね。皆様、お変わりございませんか。

そんな冷たい雨の中。私達親子は先週末に湘南から藤沢経由で鎌倉方面、そして成田からの海ほたると深夜のドライブを楽しんできました。今週末はドライブはお休みして自宅でゆっくりのんびり過ごしています。久し振りに手料理でもとスーパーに行ってきました。食材をカートに入れていると娘が、「 ママが作ったひじきが食べたいんだけど。」って言い出しました。ひじきは予定外でしたがママが作った物が食べたいと言ってもらえるととても嬉しいものです。

私はひじきの袋をカートに入れながら、「 一緒に作らない?」と娘に提案しました。すると、「 うん、教えて。」って娘。。今まで食べる専門で一度だってお料理に関心を示さなかった娘の言葉に私は益々嬉しくなって、「 ママは挽肉がいっぱい入ってるオムレツが食べたいんだよね。ひじきとは合わないけど。ま、いいよね。」で、2人で作ったのですが。

私が、「ひじきをお水で戻さなきゃいけない。それはちょっと時間が掛かるからね。」って娘に教えて、その間に玉ねぎの皮をむくよう指示。それから切らせて、ウインナーなんかも切らせて。娘がむいたり切ったりしている間に、フライパンで挽肉を炒めながら調味料や分量を細かく丁寧に教えてたら娘が、「 切ったのはどうしたらいいの?」って聞いてきたので、「 ここに入れて。」って炒めてる挽肉の上に移すよう指示。「 最後にケチャップを掛けるから、ここでの味付けは薄めでいいのよ。」なんてね。戻したひじきを隣のコンロで同時に調理しながら、こっちの味付けはこれとこれとこれでって教えてた。食べる専門だった娘と一緒に作ってることが嬉しくて。

そんな時、娘がポツリ。「 なんかさ、こんなこと教えてもらってたらママがもうすぐ死ぬんじゃないかと思うわ。」「は?」

・・・し〜ん

「 ママが作るとどうして何でも全部同じ味になるんだろうね?」

ならない。

説明なんも聞いてなかったんか〜い。爆

今週の雨はどうなのかな?と天気予報を見ていたら、そういえばそろそろ蛍の時期かな?と思いつき検索して色々調べて、最後はホタルブクロの記事に行き着きました。ホタルブクロは6月の茶花で・・・な、な、なんと、雄として育ちお役目を終えるとその後は雌へと性別を変えるのだそうです。

わぁ・・・笑

ホタルブクロって不思議、凄いですね。それで単純な私は人生の半分地点で、「 今から男性になる事が出来ますよ。変わっても良いし変わらなくても良いんだけど、あなたはどっちにします?」って言ってもらえたら嬉しいのにと思ったのでした。勿論、私は絶対に途中から・・・

「 変わりますとも!」

変わって男性目線で女性を見てみたぁ〜い。宵越しの金は持たないとか言っちゃって、あの街この街のホステスを泣かせ。ワンナイトラブとかばんばんやっちゃう。「 もう〜っ、全然いらっしゃらないんだもの。つれないお人。」とか鼻声で言われて気分良くなっちゃって、「 だから今夜来たじゃないか。子供みたいな事言うなよ。」なぁ〜んてね。

昭和歌謡か。爆

で、娘にも聞いてみました。「ね、人生の後半に男性になれるとしたらなりたい?女性のままでも良いんだけど、どする?」娘は嬉しそうに、「それはなりたいよ。」って。「なれたらどうしたい?」「背中に筋肉つけたい。で、女の人をずらずらぁ〜とはべらせてモテたぁ〜い。」

間違いなく親子です。笑

「でもさ、お爺さんになっちゃうよ?」って言ったら、「お婆さんもお爺さんみたいなお婆さんになるんだから一緒だよ。」って。

ぶ。

上の写真は娘を男性バージョンに加工したもの。あま〜いマスク、これはモテるかも。ってかさ、

日本人じゃなくない?

私・自宅にて

特技は何かと聞かれて、私の特技はこれです!と即座に答えられる人って沢山いるのでしょうか。昔から私にはこれといった特技が何もなくて答えに困りました。そして究極は履歴書。。昔の履歴書には利点と欠点と特技を記入する項目があって、私はいつも頭を抱えていました。大体、おかしくないですか?利点欠点とかそういうものって人が見て判断するものじゃない?自己申告なんてします?自分のことが1番わかんないですよね。そんな意味のない事を書かせて何か意味があるのかしらん。面接する人だってそこ信じてないでしょ?って思ってたのは私だけでしょうか。バッカみたい。笑

怒ってる。笑

今後履歴書を書く事はまずないとは思いますが、ちょっと暇なので何かないかと考えてみました。今も昔の履歴書と変わらない履歴書だとして私が今、書くとしたら・・・私の利点は?

しぶとい。

欠点は?

しぶとい。

では・・・特技は?

聞こえない振り。

ダメだ、こりゃ。爆

河口湖にて

いよいよ関東も梅雨入りしズラズラと並んでいた晴れマークが雨と曇りばかりになってしまいました。今年は水不足の心配はなさそうですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。どうぞ体調管理にお気をつけてお過ごし下さいませ。

またまた私と娘は水曜日、早朝から親戚の出張に便乗して埼玉県と山梨県に行って来ました。山梨は母を連れて泊まった河口湖以来、3年ぶりでした。実は亡くなった私の姉は山梨県都留市の大学出身でした。3年前に母と河口湖畔のホテルに着いた時、少し足を伸ばせば姉が暮らした街だとわかっていて、でも私にはどうしてもそこに行く勇気がありませんでした。姉を亡くした時、私が思い出す姉との思い出の殆どは都留での出来事で、もう思い出しか残っていない事が辛すぎてどうしても行く気にはなれませんでした。あの辛い日から随分経って今回、「行ってみる?」の問い掛けにやっと頷けた私でした。

姉が大学生活を始めた時、私は高校1年生でした。夏や冬の長いお休みが始まると私はいつも姉のアパートに転がり込み、始業式の前日まで居座っていました。大学生のフリをして姉の隣で夏期講習を受けた事もありました。姉のアルバイト先で私もアルバイトをしました。2人でバスに乗り県内を観光したり、2人で晩ご飯を作ったり、2人で狭い部屋に寝転んで朝まで将来について話したり・・・姉の青春時代は私の青春時代でもありました。

私はもうすっかり吹っ切れたつもりでいました。それなのに今回、車が姉のいたアパートへの細い坂道を通った時。。遠い昔、アルバイト先から帰る途中この坂道で姉が、「灯油がまだあったかな。もしなかったらまた私の妹が風邪をひいてしまう。」って。

都留の冬はとても寒くニットの手袋の両手を何度も何度も擦り合わせ白く細い息を吐きながら姉が言った、あの時の優しい顔を思い出して。

姉が今、坂道を登って来ているような気がして。

あぁ、もう1度だけで良いから、

あの声が聞きたい。  

どうして・・・