銀トリ日記

ひと雨毎に季節は冬へと向かうそうです。冬に備えて夏物のハイヒールとブーツを並べ替えました。皆様、どうぞ温かくしてお過ごし下さいませ。

 

いつだったか、経営者であるお客様にこんな事を聞いてみました。「 先が見えなくて辛い時や悩んだ時ってありますか?そんな時はどうしてらっしゃるんですか?」

 

経営者というものは孤独です。辛い時も嬉しい時も孤独です。それは経営者以外にはわからないものです。それでも私と違って、いつも明るく大らかなその方はどうなのだろうかって。今は順調なその方にだって、1つや2つは辛い時があったはずだからと。お返事はこうでした。「 悩んでみたって、色々考えてみたって所詮なるようにしかならないだろう?だから考えないよ。そういう時は寝るんだよ。」

 

へ?

 

そんなところに、大田区でスナックを経営しているママから、『 この度、・・・年内をもちまして閉店することに致しました。もあちゃん、閉店前に1度お顔を見せて下さいな。』ってメールが。いつも大きな声で笑う明るいママでした。ママの人柄やお店の雰囲気は、嫉妬するほど地元の方に愛されていました。そんなお店が閉店なんて悲し過ぎます。それにもう何年も1度だってお邪魔していないのに、閉店するからってどんな顔して行けばいいの?

 

行けるわけない、私は。

 

それで、せめてお電話だけでもと掛けてみました。あんなに明るいママでもさぞかし落ち込んでいるだろうと思って勇気を振り絞り神妙に、「 ママ、閉店って本当なの?」「 あっ!もあちゃ~~ん。そなのよ。そなの。そうなのよ~ん。」って明るいあかるい。「 どうして?あんなに流行ってたじゃない?」「 もうね、嫌になっちゃったのよ~ん。」「 は?」ママは来年から年金生活者になるって言って、蓄えも少し出来たしって言って、歳だしこの先は苦労ばっかりだろうからって、お店を辞めるって決めたら物凄く楽になった、接客業ってストレスだらけでもう嫌だ嫌だって大爆笑して。それで、「 もあちゃんは、お店頑張ってね。」って。

 

はぁ~?

 

口ではそう言ってても本当は寂しいんじゃないの?この電話を切ったら泣いてるんじゃないの?って勘ぐりたくなる私って・・・暗い。楽天的になれる方法を調べてみる。なれるものなのかどうか調べてみる。なろうと思えばなれるらしい。取り敢えず・・・

 

寝てみよう。笑

またまた寒くなるみたいです。季節は冬へと向かってるのだから仕方ありませんね。だけど・・・どうしてこう寒くなってくると、周りの人達まで暗く不幸に見えてくるのかしら。あ、これって私だけ?笑

 

毎年お年始には、今年も元気で頑張るって強く願う私です。ところが私という人間はどうしたことか。そう願ったほんの数ヶ月後の、ポカポカ陽気に人様が幸せそうに見えてくる頃になると、毎年決まって体調を崩します。お花見シーズンには八分咲きの桜に対抗して、私も口内炎やものもらいという満開の花を咲かせてみせます。

 

うっわ〜。

 

それが、それが今年の春は不思議な事に、どこも痛くも痒くもありませんでした。何も出ませんでした。ピンピンでした。これって体質が改善されたのかも?歳とるって悪い事ばかりじゃないのね〜って気を良くしていた私でした。でもそれは大きな大きな大間違い。今頃、めちゃめちゃ体調悪いざます。

 

何か出る気がする。笑

 

それで今日行ってきたんですよ〜。いつも春先になると駆け込む銀座のお爺ちゃん先生の病院に。何か出る前に早目にと思ってね。先生はパソコンぽちぽち押しながら私のデータを見て、「 今年は来てないねぇ。今年は調子良かったのかな?」「 そうなんですよ、先生。今年は口内炎も出ませんでしたし、ものもらいも出ませんでした。熱も出なくて。」「 そか、それは良かった。」「 はい。」先生はパソコンから目を離して私の顔をジッと覗き込んで、「 顔がむくんでるぞ。」

 

おいっ!

 

血、とりに来ただけですけど。

血、吸うたろか。

ブログをアップする時は明るい気持ちで居られた日の終わりに、何という事もない短い文章をありのままに・・・そう心掛けています。少し悲しい文章があったとしても、ブログを書きながら泣くなんて事はありません。良いことも良くないことも起きてしまった事には執着しない、どなたかに質問されたら殆ど見当たらない私の利点はそこだと答えるでしょう。

 

また恐ろしい事件が起こったようです。ニュースを読む度に胸が痛くなります。お亡くなりになられた方々の無念や残されたご家族の悲しみを思うと、何も言葉が見つかりません。心よりお悔やみを申し上げます。

 

人の生死に関わるニュースを耳にする度に、思い出すのは今は無い姉のことです。私の姉も思春期の頃、よく死にたいと訴える人でした。脳天気な私にはわからない苦しみが姉にはあったのだろうと思います。ある日、またいつもの様に、「  頑張っても頑張っても結果が伴わない。こんなに苦しむなら死にたい。」と姉は食卓を囲む家族の前で。私はまたかと。すると私の隣に座っていた母が音を立ててお箸を置き、急に立ち上がりました。姉は勿論、家族中が驚いて母を見上げました。すると普段はケラケラ楽しい母がぼろぼろ大粒の涙を流して声を出して泣きながら、「  もう何もしなくていい。立派になって欲しくて育ててない。だから親の前で死にたいなんて言うな。お母さんより先に死ぬ事は絶対に許さない。」と。お母さんが泣くので、私は辛くてつらくて。

 

そんな姉が家庭を持ち大変そうに子育てをする姿を見ている時の母の嬉しそうな顔といったら。

 

数年前に姉は余命2ヶ月の宣告を受けました。これは母から後で聞いた話です。姉を見舞った年老いた父と母に、姉は泣きながらこう言ったそうです。「 お父さん、お母さん、先に逝くけどごめんなさい。・・・もっともっと生きたかった。私を許して。」

 

どうして 人の寿命は分けてあげられないのかな。

昨日から、今日は朝早く起きて順番にマットを洗おうと決めていました。フローリングで脚を挫きやすい愛犬チェルの為に我が家ではどのお部屋にもマットを敷き詰めていて、その作業はほぼ1日を要する重労働です。でもそんなことよりお日様の下で乾いた良い香りのマットを取り込む気持ち良さはやめられません。週末ありがとう、お天気ありがとう、動ける私にありがとう、そんな気持ちです。

 

家事が一段落したので、夕方1階のタバコ部屋に降りてみました。この時間は満席で出入りも激しく、ちっとも落ち着かないのですが・・・土曜日で喫煙者は家族サービスに忙しいのかガラガラでした。私はいつものように1番前のソファーでタバコに火をつけて、これからの人生をどうやって生きて行こうかと考えていました。今はまだどんなに長くても、人の話を悶々と聞いていられます。違うかな?って思えることにも、斜めに頷く事が出来ます。苛められても冗談だろうと思えるし、遅い時間でも目だけは開けていられます。でも・・・

 

それももう暫くかな。笑

 

そのうち自分の事しか話さなくなり。それは違う!!って必死で反論。何でもかんでもカンカンに腹を立て怒鳴っておいて、10時には大欠伸。頭と首と背中が同じ太さになり、お腹はその倍のポンポコリン。転ばないようにスリッパみたいな靴を履く。

 

がるぅ・・・

 

だから私。そうなったら海の近くに洒落た洋館でも建てて、泊まりもできるカフェバーでもしようかな〜なんてね。他よりちょっと高いけど静かで落ち着いててあそこは良いよ〜、海しかないから夜は早いけどみたいなね。そんなのが出来たら良いなぁ〜って、タバコの煙を見ながらボンヤリ考えていたんです。そしたら・・・後ろの方で聞き覚えのある咳払いが。

 

ムム?

 

その人は箱からタバコを取り出し火をつけて息を。

 

ムム??

 

その咳払い。その息遣い。いつも夜中にこのタバコ部屋で数時間を共にする、あの・・・いつもの若い男の人ではあるまいか?私は耳をダンボにして、背中越しの若い男性に意識を集中しました。間違いありません。ま、間違いありません。

 

ま、ま、間違いありません。笑

 

私は思い切って勇気を振り絞る事にしました。疾風のようにパッと後ろを振り返ってみる事にしました。振り返った一瞬でどんな顔なのか脳裏に焼き付ける事にしました。私はドキドキでした。で、

 

パッ。

 

オバさんでした。

はよ寝んかい!

夕方に寒気がして毛布に包まっていたら、いつの間にか眠ってしまっていたようです。ハッとして起きて時計を見たら、深夜2時を指していました。台風が少しずつ近づいてきているようです。皆様、お気をつけてお過ごし下さいませ。

 

週末の深夜になると必ず私がやって来る場所があります。自宅マンション1階にあるラウンジと名付けられたお部屋で、私はタバコ部屋と呼んでいます。長いソファーが5脚と天井まで伸びた観葉植物が2個、窓からは大きな木が2本見えます。深夜にやって来ては2本の木に光が当たり始めるまで、長い時には5時間も1人で黙って座っています。ご心配なく。

 

鬱病ではありません。笑

 

深夜2時を過ぎるとそれまでいた人達が自宅に戻り、タバコ部屋は私1人になります。私はその瞬間の開放感が大好きでした。大、大、大好きだったのです。それが。それなのに1ヶ月ほど前から、どうやらその快感を知った男の人がもう1人。初めは少し待っていれば、その人もお部屋に戻って寝るだろうと思っていました。ところが・・・ずっといる。毎週やって来る。朝までいる。何時間も座ってる。ずっとずっといる、2本の木に光が当たるまで。ずっと一緒。私は窓を向いた1番前のソファーが定位置でその人には背中を向けて腰掛けている為、今まで1度も振り向いて顔を見た事はありません。でもソファーに座る音や箱からタバコを取り出し火をつけるタイミング、煙を吐く息で同じ人だとわかるようになりました。若い男の人です。間違いないと思います。若い若い男の人です。この人は一体全体朝まで長い時は5時間も、このタバコ部屋で何をしているのでしょう。

 

I’d love to hear

 

I’d love to hear absolutely

 

私は夜はあまり眠らないかな〜。なのでここに来ています。ここはこの時間は人が居なくなって、何ていうか別世界っていうか・・・好きなので。携帯のニュースを読んだり、気持ちの整理をしたり、ブログ書いたりしているんですよ。それで、えっと、このお部屋の匂いも落ち着くですよね〜。それで、えっと、週末の夜は大体こういう楽な服装なのよ、自宅だもん。でも当然いつもは違うっていうか。で、えっと、髪もね、ゴムでまとめてポンみたいな。いつもは綺麗にクルクルだけど。

 

エヘヘ・・・へ

 

ってかさ、何でいるのよ。どうしてここに?どうして??何でずっと??

 

もう帰って寝てくれ!!頼む。

 

緊張して普通に呼吸が出来ない。死にそうになりそう。さっきから咳払いしたいんだけど。咳き込んで死にそうになりそう。肩痛いし首も凝ったし、普通に死にそう。

 

あっ!帰った。私も帰る。笑