銀座のトリル 03-3572-8228

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ママのぽわぽわ銀トリ日記♪
私・娘・店内にて

お洗濯物を干そうとバルコニーに出たら凄い陽射し、一瞬でくらっとなってしまいました。

沖縄は梅雨明けしたそうです。週の初めは体温並みの気温になるとか。皆様、体調管理には充分にお気をつけて下さいませ。

先日、お店に神戸出身のお客様がいらして下さいました。

私は青春時代の数年間を神戸で過ごした経験があり、その方の神戸訛りを聞くと当時を思い出して嬉しくなってしまいました。

幼稚園から高校まで私はずっと自宅から学校に通っていて、ある時期から両親に行動を監視されていると感じるようになりました。

両親はそんなつもりはなかったと思いますが。

丁度その頃、同い年の従姉妹が京都の美大に進学が決まり、1人暮らしを始めると知りました、

私はそれだ!と思いました。笑

勇気を振り絞り父に、「関西の大学に進学したいのだけど 」そう打ち明けたのは高校3年の秋の終わりでした。

おそ。笑

父は驚いて黙ってしまいました。

父の顔が赤くなってきたので、私は今日が自分の命日なんだと思いました。

その後、両親がどんな話をしたのかは知りませんが大学を出たら必ず戻る事を条件に、私は生まれて初めて両親の目から離れる事になったのです。

神戸はとても落ち着いた街でした。

入学式当日に声を掛けてくれた友人とは卒業までずっと一緒でした。

家に遊びにおいでと誘ってもらう度に、許可を得る事なく遊びに行ける幸せを噛み締めました。私にとって神戸での数年間は夢の様な時間でした。

卒業後、私は両親との約束を守り自宅に戻り、それから1度も神戸には行っていません。

ところが神戸出身のお客様に出会ってからというもの、忘れていた思い出が蘇ってきて私は神戸に行きたくて仕方なくなりました。

東京から神戸まで新幹線だと2時間半です。週末に行こうと思えばいつでも行けます。でもちょっと不安〜。

神戸ってどこの次の駅だっけ?笑

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母・私・自宅にて

母の具合が良くないなと感じたのは、父の病状が悪化して入院した頃でした。交番のお巡りさんから、「迎えにきてあげて下さい。」と連絡がきて急いで駆けつけた時、それは確信に変わりました。

母は数点の食品をかごに入れてレジを通し、また数点選んでレジを通し、最後はレジを通さずにお店の外に出てしまったようでした。

何度も同じ事を繰り返す母を不思議に思った店員さんが母の最後の行動を見届けた後、交番に連絡されたのだそうです。

私の顔を見るなり母はホッとした顔をして、「来てくれた。ごめんね。何が何だか。」

母は何も覚えていませんでした。

私は母に大丈夫よと声を掛けて、そして。

皆さんにご迷惑をお掛けした申し訳なさや、気丈な母が何故という思いやこれからの不安が一気に溢れて、私はハンカチで顔を覆って泣きました。

年配のお巡りさんが、「失礼ですがお母様は痴呆症ですか?私にも同じ様な母がいます。大変ですけど気を楽に。」そうお声を掛けて下さって我に返り、今私が泣いてる場合じゃないと。

良い日悪い日を交互に繰り返しながら、母は気力を振り絞り何とか今を生きています。

母がこんな風になって私は初めて、母の好物がメロンパンだと知りました。

時々、出勤前に食料品や日用品を買って届ける私を母は心待ちにしている様です。

たった10分程の滞在時間でバタバタと出勤していく私を見送る母はとても寂しそうで心が痛くなります。

「ちゃんと食べてね。あと小まめに水分補給ね。」
「はい。すいぶん。」
「補給ね。」
「はい。ほきゅう。」
「水分補給。」
「はい。すいぶんほきゅう。」
「 じゃね。また来るから。」

ここで良いよ、送って来なくて良いからって言うのに、母はエレベーターの前までノコノコついてきて、「お店にお客様来てくれてるの?どうしてそんなに疲れた顔してるの?顔色が悪いよ。青いね〜。お休みの日に行ってあげようか?背中を揉んであげたいわ。揉んであげようか?」

今朝早く母がやって来ました。

「ちょっとここに横になってごらん。約束したからね、背中を揉んであげる。」

「あれ?覚えてたの?」
「覚えてるわよ。親子だもん。」

ごめんね、良い娘じゃなかった。

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私・店内にて

先週の土曜日の夜はマスター主催のライブでした。

練習不足のマスターの為に、「夕方まで外に出てるからゆっくり練習してね。」と調子の良いことを言って階段を上ったら凄い陽射しで、私は一目散に近くの涼しいカフェに逃げ込んだのでした。外に出たのは僅か5分。笑

最近見つけたそのカフェはいつも空いていて長居が出来て、時間潰しにはもってこいなのです。

私は雑誌を持って席につき、アイスコーヒーを注文してゆっくり寛いでいました。暫くして隣の席に20代後半のカップルが座りました。するといきなり女性が大きな声で、卑怯やわっ!だいちゃんはっ!!

私は驚いてグラスを落っことしそうになりました。

華奢で綺麗な女性が閻魔様の様に立っていました。綺麗な人だけに残念な事になっていました。

私は視線を雑誌に戻し無関心を装いましが、怒鳴られた男性が辺りを気にしているのがわかりました。

お店のスタッフがやってきて、「 ご注文はお決まりですか?」すると閻魔様が、だいちゃん、何か言うたらどうなんっ!

スタッフはビックリしてお水のグラスを床に落っことしてしまいました。笑

閻魔様とだいちゃんは元カレと元カノみたいでした。

だいちゃんが閻魔様を裏切って他の女の子とデートしたようで、その時の写メを閻魔様が見てしまいキレて大ちゃんに別れを告げたようでした。もう別れたのならだいちゃんは閻魔様に、怒鳴られる筋合いはないと思うのだけど。

あの写真は何なん?
浮気したんやろ?
どうして何も言わへんの?
何とか言うたらどうなん?
それって後ろめたいからやんな?
黙ってるってそういう事?
あの子のどこが好きなん?

周りの存在を無視して、閻魔様は大きな声でだいちゃんに詰め寄っていました。するとそれまで沈黙だっただいちゃんが、「 あの子、優しいねん。

あかん。黙れ!大ちゃん。笑

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娘・店内にて

春らしくなってきたと喜んでいたら、ここ最近の深夜の冷え込み。

世界中、異常気象続き。

地球、大丈夫かしら?

昨日は母の日でした。

ネットでプレゼント画像をたくさん目にしました。

昨夜も娘は深夜に帰宅でした。

シャワーを浴びて当たり前のように食事を始めた娘が、「今日は母の日だったね。」と話し始めました。

「そうみたいね。」

「ハンズ行ったらカーネーション売ってたわ。」 ぱくぱく

「ママも見た。造花みたいなのね。」

「そ、あんなのママいらないでしょ?」

「そうね。いらないね。」

「でね、お洋服売り場に行ってみたんだけどさ。」

「そうなの?」

「まぁ〜、ママって派手だねぇ〜。」

「そうかな?」

「そんなブラウス何処にも売ってないよ。」「 そう?」

「何か買おうと思ったけどトラウマだしね。」

私のお誕生日の数日前に娘が、「ママ、何が欲しい?欲しいもの買ってあげるよ。何がいい?」と聞いてくれました。

私は喜んで、「 本当に?いいの?あのね、ママは新しいドレスが欲しい。」

「ドレス?高い!」って娘はピシャリと一言。

それきりいつまで経っても何も言わなくなったので、「ね、何か買ってくれるんだよね?」と言ってみたのですが、「え、もうお誕生日過ぎたよね。」

はぁ〜?笑

娘は子供の頃、母の日に私にプレゼントしたら、「ママはシャネルしかいらない」って言われて、それがずっとトラウマだって言い続けてる。

でも私は絶対に言っていない自信がある。

ブランド品じゃないといらないわなんて、ちび太に私が言うはずない。

タイムマシンがあったらなぁ〜。

娘と2人で過去まで行って証拠を掴み、私の潔白が晴らせるのにといつも思う。

今朝娘が出掛けた後、ふとテーブルを見たらお手紙が置いてあった。

お花柄の綺麗な封筒の表に、『 お母さんへ 』と書いてある。

嬉しくなって開けてみたらコピー用紙が入っていて、黒のマジックで大きく、『 いつもいろいろありがとう。大好き❤️じゃあ〜また夜にね。』って。

ありがとう。

いつも傍にいてくれてありがとう。

それだけで十分。

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私・店内にて

ゴールデンウィークが終わりました。
あんなに良かったお天気が今日は曇りがち。

太陽も浮かれて少し張り切り過ぎたかな?

皆様、いかがお過ごしでしたか。

連休中はお休みなしの娘の為に、私はずっと家事に専念していました。

娘は終電までみっちりお仕事で、毎日くたくたになって帰宅してきました。

4月に娘が職場復帰してからというもの、私達はずっとすれ違いの生活でした。

私は美味しそうに食べる娘の顔を向かいの席から見ながら、こんな顔してたんだと思ったりしました。

それにしても娘は美味しそう〜とは言うけれど、美味しかったとは言いません。

親の教育の問題ですね、これはきっと。

私の父も母の手料理に美味しいと言わない人でした。母はよくそんな父に、「美味しいかどうか言ってくれないと作り甲斐がないわ。美味しくないならどう美味しくないのか言ってくれないと上達しない。」と怒っていました。それでも父は、「 そんな事を一々言わなくても。」

母が何度も繰り返すので父は遂に感想を口にしたのですが、母はブチ切れていました。笑

職場での1日を話しながら、食べ続ける娘に「ね、美味しい?」と聞いてみました。

「 うん。」

「これも美味しいでしょ。」

「うん。」

「これはどう?美味しい?どう?」

「うん。」

言わないね〜。笑

「もうすぐ母の日らしいわよ。」

「そうなの?ふ〜ん。いつ?」

「毎日。」