銀座のトリル 03-3572-8228

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ママのぽわぽわ銀トリ日記♪
私・マスター・店内にて

先日、お店を閉めてからトリルの大掃除をする事にしました。いつもはお仕事納めの日に皆んなで手分けして一気にやるのですがこれが中々のしんどさで、年内最後のお仕事を終えホッとした後のもう一仕事って本当辛い。そこで夜な夜な少しずつやっていく事にしたのです。「ママ、それはやめて下さい。高い所は僕がやりますんで。」「手が荒れるからそれには触らんといて下さい。僕がやるんで。」って優しいけれど人のやる気を折るマスターが不在で、私は自由に思ったように出来るはずでした。

ところが・・・

先ず壁にくっ付いたソファーを移動させて床から拭いていこうとしたらソファーの前にテーブル。重いテーブルを少しだけ前に出してからソファーをその分だけ前に出し、ソファーの後ろに入ったら狭過ぎてしゃがめない。

1度出て。

テーブルをもう少し前に出しソファーも出して入ってみる。

オッケ〜、しゃがめた。

ありゃ?雑巾を持ってない。

また出て、「雑巾はどこかなぁ〜。」

あちこち引き出しを開けてみる。

見つけたけど、ちゃんと入ってない!笑

全部の引き出しを引っ張り出して、分類分けしながら真っ直ぐに入れていく。

真っ直ぐに入らないものがあって、ちょっと傾けて入れてみる。

そうすると今まで真っ直ぐに入ってた物が入らなくなってまた出して。

また入れて。

入らないよう〜。横にして入れてみよっか?入らない。絶対に入らない。

斜めか?全部斜めか??

嫌い。笑

やっと入れ終わり、拭き掃除に戻ってからドレスを着替えてからやるべきだと気づきクローゼットに。

ドレスも少しずつ持ち帰ろうかな。

これとぉ、これとぉ〜、これだな。整理してまた拭き掃除に。

ありゃ?着替えてない。またクローゼットまで戻って今度こそ着替えるぞ!と。着替えに来たんだぞ!と。私服に着替えたら私服もロングスカート。笑

またクローゼットまで戻って、「誰もいないしいっか」

脱いでおパンティだけになりソファーまで。

あ、雑巾忘れた。

雑巾、飛んでこい!

店内にて

昨日のクリスマス、宣言通り私は朝から自宅で黙々とケーキを作っておりました。お客様に召し上がって頂くの物ですからいい加減なことは出来ません。プロの様にはいきませんが、「これは凄い!」と言ってもらいたくて、夢中で作っていたら、

ナ、ナ、ナント6時間。笑

我ながら良くやるわ。だけど凄いねって言ってもらうのって大変です。相当頑張らないと。普通じゃ言ってもらえない、何かが凄くないと。笑

そこで私は考えました。

美味しいケーキじゃ普通だし綺麗なケーキも普通でしょ。

だったら私は大きさで勝負だ!

30人で食べても食べきれないくらい大きなケーキを作るぞ!

そして言わせてみせる。

凄い、でっか!!って。笑

凄いケーキは巨大な箱に仕舞っておき、お客様がホロ酔いになられた頃にマスターにそっと取り出すようにとマスターに伝えておりました。いよいよその時が来てマスターが箱から出すと、

わっ!凄いなぁ、でっけぇ〜。

やったね。

昨夜は沢山のお客様がいらして下さり、深夜過ぎても皆様の笑顔に包まれ賑やかで楽しいトリルクリスマスになりました。いつもいつもありがとうございます。さて来年はどんな凄いを作ろうかしら。

高さ?箱がない。笑

私・娘・店内にて

明後日はクリスマスイブ。

いつからそうなったのか、我が家ではイブは娘と並んで其々1つずつケーキを作るのが恒例になりました。市販の綺麗なケーキの横に微妙な手作りケーキ2つ、合計3つのケーキがテーブルいっぱいに並びます。

甘い物が苦手で普段は殆ど口にしない私ですが、イブの丸いケーキは別。この世で1番の幸せの象徴なのです。ところが今年娘は本業のシフト的に帰宅が遅くなるそうで、予約したケーキと私の作る2つだけ。

つまらない。笑

寂しさを引き摺った私はお店で今年は25日にケーキを作って持って来ると宣言、食べにいらして下さいとメールまで送って閉まったのです。いつも通り市販の綺麗なケーキで良かったのに、どなたも私の手作りケーキが食べたいなんてひと言も言ってないのに。

それからというもの、寝ても覚めても頭の中はケーキの事ばかり。

ネットで生クリームの正しいホイップ動画を見てみたり、フルーツを洋酒に漬け込んで祈る様な気持ちで何度もかき回してる。

大人で小粋なケーキが作りたい。

どうせならホテルみたいな四角くて大きいケーキを作ってみたい。

あ〜、神様。泣

そんな私の気持ちも知らないでケーキの材料を調達に行ったスーパーで娘は、「ママ、いぶのケーキだけどチョコのプレートは2枚にしてね。取り合いになるからね。ゼリーのサンタさんを飾ろうよ、食べられるから。」「色んなチョコが入ってるのを買って上に掛けてね。パイナップルとおみかんを真ん中に挟んでね。」「イチゴも乗せる。やっぱりケーキにはイチゴでしょ。」って。

全部乗せ。笑

で、横目で私をチラッと見て、「そういえばお店のケーキ、大丈夫?」

大丈夫じゃありません。

イブのうちのケーキなんて何でも良いでしょ?

し〜ん・・・笑

私・娘・店内にて

今年も残り僅かになりました。毎年この季節は必ず来るのに、何年繰り返しても慣れることはなくせかせかと慌てている私がいます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。私のような余裕のない人間が増える時期です、どうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。

金曜日の夕方、お客様にお渡しするお年始のお菓子が足りなくなった為、三越に立ち寄りました。あんなに何度も数えて間違いなく買ったはずなのに足りないって、一体これはどうした事でしょう。笑

食料品売り場は真っ直ぐ歩けないほど混雑していました。私はお目当ての売り場に行き不足分をさっと注文、年配の店員さんもささっと包装。流石ベテランさんは手際が違うとさささっと売り場を後にしました。

いつもは年末ギリギリに買うお正月の母の生菓子も今年はついでに買ってきました。店員さんが、「お荷物1つにおまとめ致しましょうか?」「ありがとうございます。でも大丈夫です。どれがどれかわからなくなりそうだし。」「そうですか。生菓子が日持ちすれば良いのですけど。」「 そうですよね。いつもは30日とかに来るのだけど、でも今年はこれでもう来なくて済むわ。良かった。」

その後、クリスマスプレゼントを買う為、自分のバックとお菓子の紙袋を6つ下げて紳士服売り場に移動。売り場はガラ〜ンとしていて、「流石にクリスマス直前になってプレゼント選びもないかぁ。」って呟きながらショップの外から品物をチラ見。

2周歩きあるショップで足を止めたら、奥でクルクル周る私をジィーっと見ていた白髪のおじさんが嬉しそうに寄ってきた。

「どういった物をお探しですか?良かったらお荷物をこちらにどうぞ。」

おじさんもベテランみたい。

商品にとても詳しくハキハキしていて、付けてる香水も私好みの渋い香り。

大変よろしい。笑

時間をかけてやっと決まると、「お箱に入れてラッピングになりますが、包装紙とリボンは何色になさいますか?」「どちらもブルーでお願いします。」「ではそのように致しますね。少しお包みにお時間を頂戴致しますので、こちらにお掛けになってお待ち下さいませ。」

とっても良く出来ました。

暫くしておじさんはラッピングした物とショップバッグを多めに持って戻って来て、「お待たせ致しました。お客様、小さなお荷物だけでも1つにおまとめ致しましょうか?」「あ、そうね。じゃ、これとこれはこっちに入れて頂いて。これとこれと、これとこれはこっちに。これとこれはこっちにまとめてもらって。これとこれとこれはこっちでお願いします。」「わかりました。」

売り場には色んな店員さんがいて中には要領悪くてイラッとする人もいるのに、今日はなんて良い日かしらと上機嫌で三越を出た。

重くて何度も持ち直しながらもう直ぐお店って所まで歩いてきたら、時々お客様とお食事に行くお店の店長が手持ちの看板持って暗い顔して立ってた。

店長は私に気づくと、「もあさぁ〜ん。どうしたんですか、凄い荷物ですね。」と声を掛けてきた。重くて早くお店に行きたいけれど話しかけられたら仕方ない。「そうなのよ〜、色々ね。だけどどうしたの?店長自ら外に立つなんて立派だわぁ。」

店長は今夜ご予約の団体様が急にキャンセルになってしまったこと、仕入れたお刺身が台無しになってしまうこと、だからこうやって看板持って声を掛けてくれる人を待っていることを説明した。

いつも明るい店長がうちのマスターより暗かった。

私は気の毒になって、今買ってきたばかりのお客様に差し上げる予定の菓子箱を紙袋から1つ取り出して・・・

足りなくなった。笑

しとしと冷たい雨が降り始め寒い週末になりました。皆様、お変わりございませんか。

昨日、娘がペットショップのわんちゃん貸出しサービスを利用して、我が家に小さなフレンチブルドッグを連れ帰ってきました。購入する前のお試しのサービスだそうで少し心は複雑ですが、先住犬との相性を見たい人にとっては良いサービスなのかもしれません。

我が家の愛犬ちぇるは10歳、人間でいうともうすっかりお婆ちゃんなのだそうです。今まで大きな病気を1度もしたことがない健康体で、私達にとっては今でも赤ちゃんのまま。いつまでも元気でいて欲しいと願っています。私達は愛情たっぷりに接してきたつもりですがお留守番させる事も多く、もう1匹仲間がいればちぇるは寂しくないのではとずっと思ってきました。でもちぇるは他のわんちゃんには全く興味を示しません。苦手なタイプがとても多い、神経質で難しい性格みたいです。

誰かに似てる。笑

娘が連れ帰った小さなわんちゃんは真っ黒の女の子で、目ばかり大きくまるで宇宙人みたいでした。ショップでは何故かブーちゃんと呼ばれていたそうです。( ; ; )

ブーちゃんはとても人懐こく順応性があり好奇心旺盛でした。愛されたくて一生懸命、そんな風に見えました。

ブーちゃんがきた時、ちぇるはtrimmingに行っていて不在でした。暫くして帰って来たちぇるは想像通り、仲良くなりたいブーちゃんに追いかけられ逃げ回り、最後はソファーの隅に避難。喉が渇いてお水が飲みたそうなのにソファーから降りてきませんでした。そんなちぇるの気も知らずブーちゃんはガツガツ餌を食べグビグビ喉を鳴らしてお水を飲み、愛想を振りまきながら走り回って皆んなに自分を猛アピール。ちぇるはチラリと見ることもせず、とても寂しそうでした。

貸出し終了の時間がきてブーちゃんを箱に入れた時、それまで1度も鳴かなかったブーちゃんがクゥ〜ンと泣きました。娘が、「こんなに人懐こくて可愛い子だから直ぐ誰かに飼ってもらえるよ。人間でも中々合う人とは巡り会えないんだし。」って。それから長い沈黙・・・

このサービス、やっぱりダメだわ。